最近、何かと話題の昆虫食ですが、コオロギ補助金予算6兆円にもなっているという話がネット上で出てきました。
しかしながらその根拠となるソースはあるのでしょうか?
そもそもコオロギ食に本当に補助金は出ているのでしょうか?その辺りの情報についてまとめました。少しずつ下がって確認ください。
スポンサーリンク
コオロギ食関連に補助金予算が出ている?
まず、本当にコオロギ食関連に補助金予算が出ているのでしょうか?
現実に補助金が出ているようです。どの程度その予算が出ているのかはっきりしませんが補助金が出ているのは間違いないようです。
コオロギ体に悪いって言ってんのにコオロギ養殖に補助金出すってどういうことか説明してください。 pic.twitter.com/kvgNKWiZ0Q
— まったり®︎ver1.0.1 (@mattariver1) February 19, 2023
では何故、コオロギに補助金予算がでるのでしょうか?
その理由としては将来の食糧危機などに対応する可能性をコオロギにあるからです。タンパク質と言うと豚肉や鶏肉などがありますが飼育に必要な餌などが大量に必要。コオロギは早く育つのでその餌が少ないとされています。また可食部が多いというメリットがあります。
近い将来にタンパク質が足りなくなる可能性としては、鳥インフル、豚インフルなどの病気で短期的かもしれないが問題が発生する可能性があります。
将来の食糧危機に備え、まずは代替え食としてコオロギ食も1つの選択肢に入れておく必要がありコオロギの養殖が進んでいない日本では補助金を出しているようです。
(ただし日本ではフードロスの問題があります。それらを再利用する動きに補助金を出すことを先に考えたほうが良さそうにも感じます)
コオロギ食関連に補助金予算が6兆円!?
コオロギ食関連の補助金予算が6兆円も出ているという噂がネットで出ています。
てか政府はコオロギ食開発に6兆かけるつもりなのね
全然知らなかったー
税金のかけ方ほんとおかしい— ラフメイカー (@RU_RARARURA) February 28, 2023
しかしながら6兆円出ているというソースは探しても見つからず。
皆さん、何を根拠に6兆円という数字を出してきたのでしょうか?
もちろん国がどの程度の予算を作っているのか公表するべきとは思いますが数字が独り歩きしているように感じるので注意したいところです。
年間国家予算100兆円程度。6兆円もコオロギに使うというのはちょっと考えられない数字です。6兆というと1つの省庁で使うレベルの予算なのでそれを間違って出している可能性もあるかも?
タイはコオロギ先進国?
他の国ではコオロギ養殖が進んでいるのはタイと言われています。2011年時点でタイ国内にはコオロギ養殖農家が2万か所あり、1年間に7500トンの食用コオロギが生産されているとのこと。タイでは比較的当たり前に食べられているようです。
コオロギを食べることができるレストランなどもあり、またおかしなどにも使われているそうな。
コオロギは養殖に向いており比較的飼育サイクルサイクルが早い。そういった意味では今後も広がっていく可能性はありそうです。
まとめ
コオロギ養殖のために国が補助金を出しているというのは間違いないようです。
しかしながらその金額ははっきりしません。
6兆円という数字がネットで出回っていますが根拠は見当たらないので注意してください。
(何か情報があれば追記します。コメントなどで教えてもらえると嬉しいです)
。
スポンサーリンク
コメント
SDGs2021年アクションプランの予算が6.5兆円で、この数字を使った悪質なデマです。
今やコオロギを否定する為だけに、6兆円以上の血税をコオロギ事業に投入し利権がどうのと様々な媒体で都市伝説信奉者、陰謀論信奉者が知ったかぶりをしてのたまっています。
しかし、全員が全員、6兆円以上の税金をコオロギ事業に投入したという根拠は?と聞かれると一次情報の根拠を示すことができず二次三次情報である別の人のSNS URLを持ってきて反証したつもりになって、一次情報を出せと言うと出せないのか全員逃亡しています。
国がまとめている「SDGsアクションプラン2021」にある予算総額は6.5兆円だが予算一覧のなかに「昆虫食」「コオロギ事業」といった項目は無い。
「アクションプラン2022」に記載されている農水省の「新事業創出・食品産業課題解決調査・実証等事業」(2億300万円)の予算関連の資料には昆虫活用について触れている部分があるが、それは技術による新事業創出を支援する「フードテックビジネス実証事業」に関わる部分で対象は昆虫食だけではないし、予算は22、23年度ともに総額3千万円。
一方、牛の殺処分にかかる22年度補正予算は50億円を計上し年間で最大4万頭の処分を見込んでいるとの事。
コオロギに使う税金回しても焼け石に水。
因みにフリージャーナリストの青沼 陽一郎氏が実際に農林水産省に電話取材した記事があります。
農林水産省の代表番号に電話をし、交換の受付の方に「コオロギや昆虫食の補助金について聞きたい」と申し出ると担当部署に繋いでくれるとの事。
出るのは省内の「新事業・食品産業部 フードテック官民協議会事務局担当」の方で尾の方が「昆虫食に限った補助金は特にない」と明言したそうですよ。
この部署は、代替タンパク質や培養肉、オートメーション調理などの新しい技術の実証事業に、補助金を求める事業者の応募内容の審査を担当する。そこに「昆虫食」の枠があるわけでもなく、応募もないそうです。
ただ、令和4年度予算から補助金がでている実証事業に昆虫に関するものがあるが、これは食用ではなく飼料に使うものとの事。
この部署以外で昆虫食に補助金がでるようなことは「思い当たらない」といい、そもそも実証事業に補助金を出すようになったのも令和3(2021)年からでそれ以前に昆虫食に出しているものもないし、農林水産省以外の省庁でも「今のところない」という。まして、コオロギ食に限ったものなど「ございません!」ときっぱり断言したそうです。