「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」は差別用語!ネットスラングの問題を考える

「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」は差別用語?ネットスラングの問題を考える情報番組

最近「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」という言葉を使う人が増えてきたように感じます。政治家さえも使うことがありちょっとおかしな状況になっていると感じます。

そもそも「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」のような言葉は差別用語、蔑視表現でありまともな感性の持ち主であれば使わないでしょう。使う時点でレベルが低いと考えたほうがいいです。

ただ、人によっては「ネトウヨは差別用語ではない」「ブサヨは差別容疑ではない」「◯◯信者は差別用語ではない」と断言する人もおられるようで何とも残念。

「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」などが差別用語かどうか?を解説します。またそういった言葉を使う人はレベルが低いということも合わせて解説していきます。


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差別用語とは?

「差別用語」をネットで調べると以下のような解説が出てきます。

「他者の人格を個人的にも集団的にも傷つけ、蔑み、社会的に排除し、侮蔑・抹殺する暴力性のある言葉」

「特定の属性(国籍、人種、民族、家系、門地、学歴、性別、宗教、性的指向、障害性、既往、職業など)の人々に対する否定的差別を意図して使用される俗語や表現」

などと出てきます。

特定の属性、考え方をする人に対して使用される俗語ということで「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」などは差別用語、蔑視表現に分類されます。

これらの言葉を議論相手などに使っている人は意識的もしくは無意識的にかもしれませんが相手を差別、蔑視しているのでしょう。

 

「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」が差別用語であることは明らか

「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」というのは人によって使い方は異なりますが差別用語であることは明らかでしょう。

ネトウヨ

人によっては自民党を支持しているだけで「ネトウヨ」と言いますし、違法滞在外国人を批判すると「ネトウヨ」と表現するケースもあります。

どちらも議論を放棄して相手を属性だけで批判・侮蔑・嫌悪する言葉であり差別用語、蔑視擁護であることは明らか。相手によっては傷付くケースもあろうかと。この手の言葉を使う人は相手を言葉で切りつけて平気でいる人であり大問題です。

当然のことながら「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」のような言葉はメディアなどでも基本的に取り上げることはありません(一部、週刊誌などで使う場合があるかもしれませんが、その言葉を使う時点で低レベルだと考えていいでしょう)。

当たり前のように使っている人は注意すべきでしょう。思考停止して相手を属性だけで批判するのは議論においてかなり卑怯です。悪意のある平気で使い、人を傷付けていいはずがありません。

 

ブサヨ

「ブサヨ」という言葉も同じく侮蔑・嫌悪を含む言葉で差別用語です。

「ネトウヨ」と同じ話になりますが、自分と違う考えの人と議論する時にこういった言葉を使うのは明らかにおかしい。

リベラル的な考えをしている人に対して「ブサヨ」と相手に言い放つのは卑怯です。明らかに議論の内容と関係なく相手の考えを否定するだけの言葉。

◯◯信者

特定の人や団体を支持するだけで「◯◯信者」と言い放つのも同じ。例えば統一教会はかなり悪名高くそのやり方を批判するのは全く問題有りませんが、統一教会について一部でも肯定的な話をすると「統一教会信者」と言いはなち批判するのは議論として卑怯です。

統一教会問題も単純に規制するのは難しい。安易に規制する法律を作ると他の宗教も規制することに繋がりかねず、それは信仰の自由を妨げることになりかねません。

どのように規制するのか考える時には冷静な議論が必要ですが、自分と違って規制に慎重な意見の人に対して「◯◯信者」とか言い放つのはかなり卑怯。議論の妨げになるだけでなく相手を傷つけることになってしまいます。

最近では議論と関係なくれいわ支持者に対して「れいわ信者」と言って特定政党支持の人を批判する人も増えているように感じます。これも当然のように差別用語、蔑視擁護であり問題です。

 

差別用語ではない悪口ではあるというとんでも論

残念ながら共産党議員の方では「ネトウヨ」は差別用語ではなく悪口であるというとんでも論を言い出す方もおられます。差別問題を極小化するような問題発言だと感じます。

議員は本来は自らの味方であってもこういった言葉を使うことをたしなめるべき人のはずなのですが、こんなことを言い出すのだからあまりにも残念。これでは共産党が差別を認めているようなものだと感じます。

共産党は弱者の味方、差別は敵という考えのはず。

共産党が率先してこういった差別用語を使わないようにして欲しいところです。

 

「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」などの言葉を平気で使う人が多い理由

人はなぜ「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」などの差別言葉、悪意のある言葉を平気で使うのでしょう?

やはり匿名であるというのが1つの要因になっていると思われます。自分が誰なのか相手に分からない状況において、差別言葉や侮辱言葉などひどい言葉を平気で使ってしまう人が一定数います。相手が自分の友だちだったら絶対に使わないような言葉を平気で使ってしまう。

おそらくは「君はネトウヨだね」「君はブサヨだよ」「あなたは◯◯信者だよ」みたいな言葉を友達に使うことはほとんどないことでしょう。でもネットでは一定数こういった言葉を使ってしまう人がいます。わざわざ自分と意見の違う人を探してまで差別用語を使って批判する。

そういった人をネットから排除できればいいのですがそれは簡単ではありません。

特に思想が近い人であれば批判するのはためらわれることでしょう。おかしな言葉を使っているにも関わらずそれを批判せず同調してしまう人も出てくる。

そうしてネットでは差別用語などの汚い言葉で相手を批判し感情論が飛び交い、議論にならない状況になっているケースが多いです。

本来は仲間であるからこそそういった言葉を使わないように言うべきなのですが、、、ネットでは逆になっている事例が多いように感じます。

 

「ネトウヨ」が日頃から差別しているから差別用語ではない?

その他の論調としては「ネトウヨが日頃から差別しているからネトウヨと言われても仕方がない。だから差別用語ではない」みたいな言論をしている人もおられます。

これは論ずるに値しないレベルですよね。

自分の差別は問題なくて相手の差別は許さないとする典型的なダブスタ論でしょう。言い訳にすぎないと感じます。もはや差別を語るに値しないでしょう。

当然のことながら「ネトウヨ」という言葉に限らずそれ以外の「ブサヨ」「◯◯信者」などの言葉でも同じです。相手が悪いから自分も使ってもいいとかあり得ない。それは議論ではなく単なる罵倒、口喧嘩です。

 

まとめ

今回は「ネトウヨ」「ブサヨ」「◯◯信者」などが差別用語、蔑視擁護であることを解説しました。

こういった言葉は相手を知らず知らずのうちに傷つけることも多いので注意したい。そもそも論として議論において使うのは卑怯であるということを認識してもらいたいところです。


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