陸王、モデル企業はアシックス?
今度、テレビドラマ化される陸王の原作小説を読みました。
めちゃくちゃ面白い小説。
老舗の足袋屋がシューズの開発に乗り出し選手と共に歩むのですが大手の妨害にあってなかなか進まないという話です。心のこもった物づくりが多くの人を動かして大手に対抗するそんな話でスキっとしました。
ドラマでも絶対に見ます。
TBSのドラマは本当に目の付け所がいいと感じます。
本当に素晴らしい。最近では偏向報道がひどいとネットで叩かれたりもしますが、そこらへんは目をつむってドラマは是非、見て欲しいところです。
そして気になったのはモデル企業。
原作小説はどこかの企業をモデルにしているのでしょうか?
- ドラマ陸王のあらすじ概要
- 老舗足袋屋のモデル企業はきねや?
- ランニングシューズのモデルは?
- 大手企業のモデル企業は?
- 駅伝のモデル企業は?
今回は陸王に登場する企業について、モデル企業があるのでは?ということで調べてみました。
順番にまとめていくので少しずつ下がって確認ください。
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目次
ドラマ陸王のあらすじ概要
埼玉県行田市にある足袋製造会社「こはぜ屋」は創業から100年の歴史をもつ老舗会社です。
しかしながら足袋だけでは厳しく業績が低迷。
何とかコストダウンをしつつ生き延びてきました。
それでも厳しく四代目社長の宮沢紘一はこれまでの足袋製造の技術力を生かして「裸足感覚」を取り入れたランニングシューズの開発を巻が手社内にプロジェクトチームを立ち上げたのです。
何とかプロジェクトが立ち上がっていきますが資金難、人材不足、大手メーカーからの妨害を受けて、幾度となく試練に直面します。
陸王1話では資金難の話が中心。
そして2話ではソールの素材になる特許の使用許可をもらえるかどうかという問題に直面。特許を持っている人に食い下がります。
3話では再び資金難の問題が表面化。更には素材の開発がうまくいかず失敗の連続。様々なパラメーターを変えて素材作りにチャレンジします。
その度に這い上がる「こはぜ屋」。
利益重視の大手メーカーに対して、走る人に寄り添うもの作りを重視する「こばせ屋」との戦いは厳しい。
大手が本気を出せば原料まで止まってしまう。
更には命綱だった機械も故障で止まってしまう。
最後の最後に社長が下した決断とは?
そして、シューズを作るメーカーの人間だけでなく走る人間の葛藤もあります。
長く付き合えるが冷たい大手メーカーを選ぶのか?それとも懸命に自分のことを考えてくれる老舗メーカーを選ぶのか?ランナー茂木の葛藤もあります。
どのように物語が展開していくのでしょう、、、。
老舗足袋屋「こばせ屋」のモデル企業はきねや?
老舗足袋屋のモデル企業は埼玉県行田市佐間にある足袋製造業「きねや足袋株式会社」と言われています。
(きねやは池井戸潤さんが参考にした会社であり、モデルというとちょっと違うかも。取材した時にはまだシューズの構想があったというだけです。その構想がおもしろくて小説の題材にしたのかも。少なくともきねやがこのドラマと繋がりがあるのは間違いありません)
実際に商品検索してみましたが足袋だけでなくランニングシューズも販売しています。
→きねやの商品一覧(楽天で見ると足袋屋や着物屋が販売先)
次に会社概要や会社沿革もまとめているので参考にしてください。
ドラマでは100年の老舗(大正時代ですね)とありますがきねやの創業は1929年。昭和初期です。また、現時点で3代目が就任したばかりであり、ドラマの4代目とは異なっています。
とは言え、、、良く似ているといえば似ている。老舗の足袋屋さんだし実際に足袋シューズ販売しているし。後に出てくるけど見学できるところもあるし。
きねやの会社概要
【会社名】
きねや足袋株式会社
【所在地】
〒361-0032 埼玉県行田市佐間1-28-49
【代表者】
中澤 貴之
【資本金】
1,500万円
【従業員】
35名
【設立】
1949年 (創業1929年)
【事業内容】
足袋、地下足袋、お祭り用品の製造・卸
(参考:きねやこ公式サイトhttp://kineyatabi.co.jp/kineya/)
きねやの会社沿革
1929年 先代中澤政雪が足袋づくりを始める
1949年 初代中澤武男が行田市にて中澤足袋有限会社を設立
1952年 高級足袋の仕立てを始める。伊豆に販路を拡大
1958年 資本金800,000円
1961年 資本金1,800,000円
1964年 ゴム底足袋の製造を始める / 資本金4,000,000円
1965年 新社屋(現在の社屋)を建てる
1966年 きねや足袋株式会社に改名 / 資本金6,000,000円
1970年 セミオーダー足袋を開始
1974年 資本金15,000,000円
1990年 2代目中澤憲二が代表取締役に就任
2006年 見学ができる「足袋の館」を開館
2013年 ランニング足袋 きねや無敵 を発売
2014年 3代目中澤貴之が代表取締役に就任
(参考:きねやこ公式サイトhttp://kineyatabi.co.jp/kineya/)
ランニングシューズのモデルは?
陸王のモデルとなっているシューズは無敵(MUTEKI)と言われています。
以下の画像を見ていただければ分かりますが、まさしく足袋のようなシューズ。
番組で話題になったらすぐに売り切れそうなので欲しい人は早めに購入した方がいいかも?
→[きねや]のランニング足袋『無敵』(MUTEKI)素足感覚高機能シューズ
「こはぜ屋」のモデル、オニツカタイガー説について
なお、こはぜ屋のモデル企業としてオニツカタイガーの名前も上がっています。
ただし、商品コンセプトなど商品自体が近いというわけではありません。
商品開発にかける気持ちやや選手と接触して使用してくれるように交渉する執念などがこばせ屋の姿勢や宮沢社長に似ているということです。
その辺りについては別途まとめているのでそちらも確認ください。
大手企業のモデル企業はアシックス?
先にも書いたように原作小説を書いた池井戸潤さんが足袋の会社を取材した時には上記無敵(MUTEKI)は作られていませんでした。
よって、陸王は実在のお話ではありません。フィクションです。
よって大手企業のモデルも実在はしません。
あなたが考える大手のシューズ会社ということで宜しいのではないでしょうか?
アシックスとかミズノではみたいな話もありますがどちらでもありません。
(陸王の中でこの大手会社はかなり酷い会社なので、この場で固有の会社を名指しするのはまずいかと)
銀行のモデルは?
陸王では埼玉中央銀行が出てきます。
ちょっといじわるな銀行にも見えますが銀行も奉仕事業ではないので資金繰りが苦しいところや無謀な事業に投資しようとしている企業にはお金を貸しづらいというのは当然のことです。
ちなみにその銀行のモデルは支店長が関西弁「埼玉りそな」がモデルか?という説があります(大和銀行との合併)。
ただ、先にも書いたようにフィクションなので銀行のモデルはどこでもいいかなと。
あくまでも説なので関西りそなに悪いイメージはもたないでくださいね。
駅伝のモデル企業は?
陸王の中ではたくさんのランナーが登場します。
そして、主役級のランナー茂木裕人は「ダイワ食品」陸上競技部ランナーとなっています。
個人的には駅伝が強い食品会社って、、、ヱスビー食品ぐらいしか思いつきません。
先ほども書いたように実話ではないのでその辺りは想像するしかないでしょう。
実在企業について
ただし、陸王1話でシューズを買いにいった時に「こういったシューズが売れている」とスポーツ用品店で紹介されていた会社ビブラム社は実在企業ですよね(聞き間違いでなければ会社名そのまま言っていたと思う)。
何故、この会社だけ実名なのかは不明、というか番組内で特定企業の宣伝して大丈夫?
ビブラム社のファイブフィンガーじゃねえか!#tbs #陸王 pic.twitter.com/dVO7bO4f14
— 札幌トラさん エクスカリバー予約 (@trapezohedoron) 2017年10月15日
一般的には有名ではないと思います。ビブラム社の商品一覧はこちらから確認ください。
番組で出ていたと思われるビブラム社のファイブフィンガーはこんな感じの商品。
[vibram fivefingers] ビブラムファイブフィンガーズ Men’s KSO EVO〔Blue/Black〕
陸王、モデル企業まとめ
今回は陸王のモデル企業についてまとめました。
足袋の会社としてモデルとしたのは「きねや」のようです。
ただし、史実に基づいての話ではありません。フィクションです。
よって大手企業もあくまでも想像ということ。アシックスでは?ミズノでは?みたいな情報もありましたがそのどちらも正しくはないようです。
あと駅伝チームの会社も分かりません。陸上が強い食品会社としてはヱスビー食品が考えられますがモデル企業となっているかどうかは不明です。
以上陸王のモデル企業まとめでした!
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