colabo代理人弁護士、神原元氏が暇空茜(水原清晃さん)の一連の行動について誹謗中傷であるとすると共に「リーガルハラスメント」であると発言しました。
(暇空茜(水原清晃さん)はnote、ユーチューブ、ツイッターなどでcolaboの活動がおかしいのではないかと告発。公金が入った事業なのに会計におかしな点があるとして追求していました)
ツイッターでもバズっていたようでこのリーガルハラスメントという用語について気になった方もおられるかと思います。
簡単に言えば「法律による嫌がらせ」なのですがそれは暇空茜(水原清晃さん)の活動にも当てはまるのでしょうか?
個人的には法律の専門家ではないので多種多様の意見をまとめています。少しずつ下がって確認ください。
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colabo代理人弁護士7人が記者会見で暇空茜(水原清晃さん)を誹謗中傷で提訴すると発表
リーガルハラスメントという言葉は2022年11月28日にcolabo代理人弁護士7人が暇空茜(水原清晃さん)を提訴すると記者会見した中で出ています。
その内容は主に暇空茜(水原清晃さん)からの誹謗中傷で活動が困難になっているというもの。確かに暇空茜(水原清晃さん)の告発している内容には不確かなのに断言している項目も多く誹謗中傷になるのでは?と思うものも多い。不確かなことを発信しており問題と言えるでしょう。
一方でcolabo側の会計もかなりずさんなことが暇空茜(水原清晃さん)から指摘されており、それも確からしいと感じるところ。colabo側は不正はないと言っていますが出てくる資料を見ても不思議に思うところが多い。
この辺り、12月3日頃時点では両者共に問題がありそうです(以下のリンク先で一連の流れをまとめているので参考にしてください)。
(参考:Colabo仁藤夢乃さんが記者会見で暇空茜(水原清晃さん)を提訴した流れ)
そしてこの記者会見の中で神原元弁護士よりリーガルハラスメントという言葉が出てきました。
colabo代理人弁護士、神原元氏が暇空茜(水原清晃さん)の活動をリーガルハラスメントと批判、その意味は?
記者会見の中で神原元弁護士は暇空茜(水原清晃さん)の活動をリーガルハラスメントと批判しています。
(参考:リーガルハラスメント(ピクシブ百科事典))
会見では「リーガルハラスメントというのは合法的な嫌がらせ、市民オンブズマンがやっているなら分かるけど彼らのやっていることは嫌がらせ、制度の乱用だ」といった発言をされています。
しかしながら公金の使い方について一般国民が問題あると感じたら指摘し必要に応じて公開を求めることが嫌がらせとするのはさすがにおかしいと感じます。
特に会計といった基本的な資料は税理士が入っていたら請求を受けたら普通にいつでも出せるはず。それが時間が経ってもなかなか出せない、そして出てきたのが誹謗中傷に対する訴訟会見となると何か都合の悪い問題があるのでは?と疑われても仕方がないかなと感じるところです。
こういう視点で考えるとこの記者会見や訴訟自体が監査を取り下げさせるために行った威嚇ではと感じてしまいます(ネットでもそういった指摘が多かった)。
またその中のリーガルハラスメント発言も問題だと感じます。神原元弁護士は正義のために活動される弁護士ということで、その弁護活動など自体は素晴らしいと思うのですがこのリーガルハラスメント発言はさすがに行き過ぎではと感じるところ。
暇空茜(水原清晃さん)は市民オンブズマンに断られたと指摘
また暇空茜(水原清晃さん)は市民オンブズマンを頼ろうとしても断られたとしています(訴訟関係なのでちょっと話は違う可能性はあり注意)。
そうなると神原元弁護士の言うところの「市民オンブズマンでもない人が公開請求をするのはおかしい」という旨の発言通りになると、日本国民が公金の使い方に疑問を感じても訴えるところが無くなってしまう可能性もあります。それこそおかしい話。
探すの大変でしたよ。市民オンブズマン頼ろうとしたら「コラボさん?あーダメダメ!利益相反になるからうけれないよ!この書類も見ちゃいけないことになる。ごめんね!帰って!」って言われたから https://t.co/8DNcT4X6MX
— 暇空茜 (@himasoraakane) December 2, 2022
女性支援団体の会計に関して、団体に依頼された弁護士が「市民オンブズマンならともかく個人が監査請求するのはリーガルハラスメント」と主張するのと、監査請求した個人が「市民オンブズマンに相談したのだがあそことは利益相反があるからダメと言われた」ってのまさに一本の線で繋がってるんだよな。
— YS@GPCR (@YS_GPCR) December 3, 2022
もしかしたらこれまでに相談した人は断られて泣く泣く諦めた可能性もあるかもしれません。そんな状況こそが制度を悪用しているとされても仕方がないかも。
一般の人だと市民オンブズマンに頼らざる得ないような現行の制度自体を考え直す必要があるのかもしれません。
またネットでは公正中立なはずの市民オンブズマンが公正中立になっていないのでは?と疑うコメントもいくつか出ていました。
colabo代理人弁護士、神原元氏のリーガルハラスメント指摘に対する反応(ネットの口コミなど)
colabo代理人弁護士、神原元氏のリーガルハラスメント指摘に対するネットの反応は以下の通り。
音喜多駿参議院議員
音喜多駿参議院議員は以下の動画にて「住民監査請求をするのはリーガルハラスメントだ」という神原元弁護士の発言について、「言論封殺になりかねないと思います」「税金を使っている事業なので請求を受けたら真摯に受け止めて説明をすべき」「極端な一方的な主張をする弁護団は仁藤さんにとってプラスにならないと個人的には思います」などとして神原元氏のリーガルハラスメント発言について問題視されているようでした。
(暇空茜(水原清晃さん)の監査請求について正当化まではしていないと思われます。あくまでも「リーガルハラスメント」という極端な発言について問題があるという立場かと)
(仁藤さんは真剣に女性の支援活動しているということも何度も説明しており、colaboの活動自体はかなり好意的に受け取っておられます。そしてその活動を阻害する誹謗中傷はいけないとも断じています)
弁護士の反応
神原元弁護士のリーガルハラスメント発言に対する弁護士の反応は以下の通り。正当な権利行使に対してリーガルハランスメントとすることに批判的な意見が並んでいます。
弁護士が「リーガル・ハラスメント」と言い出すのは、いわば自らの首を締めるような行為では…
— 平 裕介 (@YusukeTaira) November 29, 2022
「リーガルハラスメント」というパワーワードが、弁護士の口から、それもスラップ訴訟批判などではなく、行政監査請求という市民の権利行使に対する批判として発せられるのはいかがなものでしょうか。
— 山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン (@otakulawyer) November 29, 2022
えぇ、colabo弁護団の誰かが記者会見で一個人からの住民監査請求を「リーガルハラスメント」って言ったの?住民監査請求って憲法が保障する住民自治の端的な現れで、公金を使っている主体が文句を言うなんて失当以外のなにものでもないと思うが。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) November 29, 2022
監査請求がリーガルハラスメントと認定されたら、住民は、公権力と戦うための武器を一つ失うことになりますね。
いろんな「不快言説を制約」したい界隈は、結局、「言論・政治活動の制約」という方向に走っちゃうんだな・・・というのが、率直な印象です。— 向原総合法律事務所 弁護士向原 (@harrier0516osk) November 30, 2022
専門家やその他一般人の反応
その他、ハラスメントの専門家や一般人などのリーガルハラスメント発言に対する反応は以下の通り。おおむねリーガルハラスメント発言には批判的な意見が多かったです。
ハラスメント専門家ですが、懲戒請求や監査請求を
「自分達がやるのは正当な権利行使!」
「自分達がやられるのはリーガルハラスメント!」みたいなダブスタは本当に醜悪だし、被害者ポジションをとるために「ハラスメント」という言葉を軽々しく使うのも有害。真の被害者に迷惑だからやめてほしい。
— 新田 龍 (@nittaryo) November 30, 2022
「リーガルハラスメント」なる造語がトレンド入りしている…。
不当訴訟の一歩手前を表現したいのだろうが、法的な権利を行使することがハラスメントなのだとしたら、そもそも法律とは一体何なのかという話になる。
それを弁護士が記者会見で述べているわけだが…。色々と大丈夫か?#Colabo
— 宮野 清隆 / 元JAPAN MENSA会長 / (株)シスデイズ代表 / (株)エガリテ顧問 (@sysdays) November 30, 2022
真面目な話、例の会見で個人的に一番ヤバいって思ったのがリーガルハラスメントではなくて、「暇空茜に味方するのは弁護士失格」みたいなこと言ってた点だと思うんだよね。
— UZIRO (@UZIRO) November 30, 2022
擁護する意見
リーガルハラスメント発言に対して擁護する意見は以下の通り。
弁護士アンバサさん(中川卓弁護士)はcaolabo弁護団の一人なのでここに載せていいか微妙ですが、、、
請求に対してリーガルハラスメントと発言したことについて問題視しているので揶揄ではないですよね。またサイバーハラスメントは誹謗中傷の話なのでごっちゃにしてごまかしているように見えます。
またその次の英語訳で問題ないというツイートについても問題視されている点はそこではないのであまり意味がないように感じます。
一言だけ触れると、「リーガルハラスメント」という用語がトレンド入りして揶揄されている様子ですが、Colaboの件について記者会見で弁護団が強調したものは、本件は悪質な「サイバーハラスメント」であるということです。弁護団が強調しているものは、「サイバーハラスメント」です。
— 弁護士アンバサだよ(ナカガワタク) (@basadayobengosh) November 30, 2022
リーガルハラスメントは英語ではlegal abuseと言われる。意味を調べると相手を苦しめる目的で法的制度を使うこと(大意)とあるので神原弁護士の言い分は別に間違ってないのでは
意味も調べず噛み付いてるのはちょっと恥ずかしいような— Ishii Makiko (@MakikoIshii1) December 1, 2022
一般的なリーガルハラスメントとの違いを考察
リーガルハラスメントとはいろいろな場面で使われるようです。
ネットなどでいくつかの事例も見ましたが、一般的には法律などに詳しい側もしくは権力側がその知識や力で弱い立場の人達を厳しい状況に追いやるハラスメントのことだと思われます。
今回のケースでは懲戒請求を受ける側が公金を受けている事業体であることから都民、国民からの請求に対しては音喜多駿参議院議員も言われている通りに丁寧に説明すべきでしょう。そして説明すれば済む話とも感じます。正当な権利主張に対してハラスメントと断罪するのはおかしいと感じます。
また多額の資金を扱っている事業体であることから考えてもColabo側が弱者というのもなじまないと感じます。
それなのに7人もの弁護士が立ち、記者会見まで開いてリーガルハラスメントとして弁護士が個人を批判するのは逆にそれこそが問題ではないかと感じるところです。
まとめ
colabo代理人弁護士、神原元氏の発言したリーガルハラスメントについてネットの情報をまとめました。
ざっと見た感じとしては否定的な意見が多いのです。
ただし暇空茜(水原清晃さん)が誹謗中傷をしているという主張もうなずけるところで正義の弁護士、神原元氏としては許せないというのも理解できます。弁護活動するのは素晴らしいことです。ただせっかく正しい活動をしてもいきすぎた発言はやはり良くないかと思います。
リーガルハラスメントという発言についてどう考えるのか?そしてどちらの言い分が正しいのか?など、この記事を見てご自身でも考えていただければ幸いです。
(こういった問題は完全なる正解はないと思います。どちらがより正しいのか?より問題があるのか?という視点で考えていただければと思います)
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