パリ五輪2024の問題点まとめ

パリ五輪2024の問題点まとめスポーツ関連

パリ五輪は多くの問題がありました。

日本人としては考えることも多かったと思います。

批判するだけでなく学びの場にするべきでしょう。

今後、日本が今後どの道に進んでいくべきなのか?考える必要があると思います。

フランス五輪でどのような問題があったのか?今一度振り返ってみます。少しずつ下がって確認ください。


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フランス五輪の問題1:移民増加などによる治安の悪化

フランス五輪ではテロの問題も多くありました。治安が悪化しているように見えます。

テロの問題

移民が増加することにより治安が悪化していることは間違いないでしょう。そのためにイギリス、フランスでっは保守寄りの政党が台頭しています。

日本も少子化対策の一環で移民を増やす政策をしていますがそれが本当に正しいのか?他の方法はないのか?真剣に考えるべきだと思われます。

その他犯罪の多発

フランス五輪の選手村は五輪があった関係で一番治安は良い場所のはず。

そんなフランス五輪選手村でスリが多発しました。

フランスでテロが多発しスリなどの犯罪も多く治安の悪化が言われていますが、更に一番治安が良いはずの選手村でもスリが多発するというひどい状況となっています。

危ないのは街中だけじゃない。盗難は選手村内でも起こっている。日本のラグビー選手は、結婚指輪や現金3000ユーロ(約49万円)が部屋から消えてしまったし、オーストラリアのホッケーのコーチは、カードを盗まれ、口座から1500豪ドル(約15万円)を引き落とされた。村内での盗難は少なくとも5件が発覚している。入り口には臨時警察署までつくってあるっていうのにね。
引用元:泥棒対策はザルの危険すぎる実態…「神様」ジーコは8000万円超の盗難被害、夫人は“嫌仏”で国外退避【五輪現地発 パリは今日もクレージー】#10(日刊ゲンダイDIGITAL2024年8月9日)

今の日本では信じられないような話ですが移民が増えるとそれと同時に不法滞在者犯罪が増え外国人犯罪が増えます。今では9万人もの不法滞在者がいるとされています。

本当に移民を増やすべきなのか考える必要があるでしょう。リベラルや左派は移民を増やすべきという議員が多い。議員を選ぶ指標の1つにするといいでしょう。

フランス五輪の問題2:開会式のいきすぎた多様性

フランス五輪では凄い開会式がありました。まるでミュージカルのような演出で凄かった。

マリー・アントワネットが自分の生首を手にしながら歌唱するという過激すぎる演出

凄い演出の開会式でしたが批判も多くありました。

マリー・アントワネットが自分の生首を手にしながら歌唱する姿は恐ろしく「子供には見せられない」という批判も多かった。スポーツの祭典、そして誰もが見る開会式でやる演出としてふさわしいのか?という意見も多かった。

特に保守的な日本では批判が多かったと思われますが、もちろん海外でも批判的にとらえる人は多かったようです。

「最後の晩餐」のパロディーでキリスト教団体から批判

またレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」のパロディーと思しき演出には、キリスト教団体などから批判が出ました。

8月3日には、ローマ教皇庁が開会式の具体的な場面には言及していないものの、「いくつかの場面に悲しみを覚える」とする声明を発表し、不快感を表明する異例の事態になっています。
引用元:「“最後の晩餐”を連想させキリスト教を嘲笑」パリ五輪の開会式の演出に批判が収まらず(TBS2024年8月5日)

ローマ教皇が公式に批判し、スポンサーの降板問題などもありました。

多くの人を傷つけた開会式の演出はいきすぎた表現の自由と言えるでしょう。表現の自由は無敵ではありません。

欧米での差別や中傷

実は欧米では日本よりも差別が多いと主張する人も多いです。

イメージ的には欧米で差別を糾弾する流れになっているように見え日本は差別問題対策で遅れているように感じるかもしれませんが、現実には欧米ではあまりにも差別がひどいので規制せざる得ない状況と言えるでしょう。

差別が比較的少ない日本で差別対策がそれほど進んでいないのは当然のことです。

そして欧米では「悪気がなければ問題ない」と考える人が意外と多いです。今回の「最後の晩餐」のパロディー問題も「いかなる宗教団体に対しても敬意を欠いたものにする意図はなかった」としています。

フランス五輪の問題3:選手がセーヌ川を船で入場しびしょ濡れ

選手がセーヌ川を船で入場する演出もありましたがこちらも批判の的になっています。

晴れていれば良かったのですがあいにくの雨天。選手はびしょ濡れに。

しかも今大会最多631人の選手を送り出したアメリカの船が超過密状態でひどい状況に。

演出のために選手を犠牲にしたと言われても仕方がない入場行進。

先の開会式もそうですが、パリ五輪主催者が他者へのリスペクトや尊重に欠け自分ファーストすぎたと言えそうです。

フランス五輪の問題4:エアコンなし、肉無しメニューの選手村

選手村にはエアコンがなくお肉の無いメニューが問題視されました。

エアコンなし

フランス五輪でエアコンがないということで選手からは苦情が殺到するという問題が起きました。

スポーツの祭典である五輪での主役であるはずのスポーツ選手への配慮、リスペクトがありません。おそらく主催者はエアコンの効いた部屋で就寝していたのではないでしょうか。

当初は環境に配慮し、選手村の部屋にエアコンを設置しない方針だったが、多数の苦情を受け、各国の代表団が自費で移動式エアコンをできるようにした。しかしこれが国によって暑さ対策に差が出ているという声が上がっていると報じた。
引用元:“エアコンなし”選手村 暑さ対策各国で差?ルーマニア選手「暑い」「テラスのドアを一晩中開けている」(スポニチ2024年8月1日)

苦情を受けエアコンの設置を許可したもののなんと自費で認めるという残念な対応。

演出にはあれほどのお金などをかけるのに選手への対応はお粗末です。

肉無しメニュー

選手からは肉無しメニューが不評でした。後に改善されたとしていますがコックがスポーツ選手に対するメニューを作る経験が不足していたようです。さすがにお粗末な状況でした。

フランスが世界へ誇る食文化もアスリートには響かなかった。
パリ五輪の選手村では約1万5000人の選手に毎日、約4万食の食事が提供されたが、問題点ばかりが指摘された。パリ五輪では、食糧持続可能性をテーマにしたため、選手村の食事メニューも植物由来の食品を使ったものが多く、アスリートが欲する肉や卵などの高タンパク質のメニューがすぐ品切れとなり、開幕すぐに苦情が殺到した。
引用元:「火の通っていない生肉まで出た」パリ五輪で最悪の評判だった選手村の食事をどう総括すべきか…チョコレートマフィンだけは絶品だった説も(ronspo.com、2024年8月11日)

フランス五輪の問題5:水質問題のあるセーヌ川でのトライアスロン

水質問題のあるセーヌ川でのトライアスロンも問題として挙げられます。

セーヌ川の水質改善対策に2500億円ものお金を投じたとされますが、それでも水質問題は改善せず、特に雨天の場合は水質が基準を大きく下回るということでした。

そのため事前に予定されていた練習は中止に、ぶっつけ本番となりました。同じ環境下で戦うので環境にあまり文句は言わない選手からも不評の声が多かった。

パリ五輪開催に向け、フランス政府が総額14億ユーロ(約2400億円)という莫大な予算をつぎ込んで水質改善を図ってきたセーヌ川。だが、問題は山積みだった。開幕してからも大腸菌などの細菌濃度が依然として高いという報道が相次ぎ、不安は拭いきれず。アスリートへの配慮に欠けた“強行開催”というイメージは尽きなかった。
実際に競技に参加した選手たちからも「橋の下を泳ぎながら、良くない匂いを嗅いだし、あまり考えたり感じたりするべきではないものも見た」(ベルギー女子代表のヨリアン・フェルメイレン談)や「運営側は、『水をどう綺麗に保つか』という問題をまったく制御できていなかった」(ノルウェー男子代表のクリスティアン・ブルンメンフェルト談)といった指摘が相次いだ
引用元:「調査は全く不十分」汚染懸念が尽きなかったセーヌ川でのパリ五輪の競技強行に米専門家が苦言「過小評価する可能性も」(CoCoKARAnext2024年8月3日)

中には何度も嘔吐するなど体調を壊す選手もいました。セーヌ川の水質問題との関係性は不明ですが選手が気の毒な話です。

フランス五輪の問題6:メダルの品質問題

フランス五輪ではメダルの品質問題も出ています。

選手からは早くもメダルが劣化していると悲しみの声が。東京五輪メダルと比較する選手もいましたが東京五輪は3年前にも関わらず綺麗に輝いているのが印象的でした。

またバドミントン男子シングルスで五輪連覇を達成したビクター・アクセルセン(デンマーク)はXで、東京とパリの金メダルを並べて比較した。海外ファンからは「東京のは高そうに見える。一方パリのは凡庸」「質はかなり低下したね」「東京のメダルはいま見ても素晴らしい」「東京の金はパリのと違って素晴らしい金色だ」「まだ東京のほうが輝いている」「パリのメダルは東京の劣化版みたい」と指摘する声が多数集まった。
引用元:「東京の劣化版みたい」パリ五輪で沸き起こった“メダル品質問題” 東京との比較に指摘が多数(THE ANSWER編集部2024年8月14日)

 

まとめ

フランスパリ五輪は私たち日本人に大きな学びがあったと思います。

日本の東京五輪は自己主張よりも来てくれた人、選手への配慮が優先された五輪であったと思います。コロナの問題もありましたが開会式は控えめ。その一方でスポーツ選手ができるだけ快適に過ごせるような配慮を中心に運営していた印象。

フランスのパリ五輪はフランス自国や開会式主催者の自己主張を重きにおいた印象。環境への配慮、多様性や自由の尊重の主張などがメインで本来は主役であるはずの選手への配慮が欠けていたように感じます。

多額の費用をかけたと思われる演出、そしてセーヌ川に2500億円も投じた一方で選手村にはエアコンなし、肉無しメニュー、メダル品質問題などが起きたのはその象徴だったと思います。選手よりも自己主張に重きを置いていた感じがあります。

東京五輪そしてパリ五輪はどちらも一長一短でしょう。どちらが良いかは私たちが考えるべき問題。そして後世の人達が判断していくと思われます。


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