『先生の白い嘘』の実写映画化に際して、三木康一郎監督が炎上しています。主要な理由はインティマシー・コーディネーターの導入拒否にあります。
この問題により、ネット上で大きな非難が巻き起こりました。この記事では、その詳細と背景を解説します。
なぜ三木監督はこの対応をしたのか、その理由と影響について詳しく見ていきましょう。
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「先生の白い嘘」映画実写化、三木監督の発言が炎上
女優の奈緒(29)主演を務める映画「先生の白い嘘」が2024年7月5日(金)に公開されます。
映画の公開とうことでワクワクするはずの舞台あいさつでしたが、監督の謝罪から始まる異例の展開となりました。「インティマシー・コーディネーター」の導入をめぐっての発言が問題視されそれがSNSなどで炎上したのがきっかけです。
三木監督が炎上した理由とは?
まずは三木監督が炎上した理由について簡潔に解説します。
インティマシー・コーディネーター導入拒否の背景
映画「先生の白い嘘」はR15指定の映画で、ありきたりに言えば性的な描写があります。そのため主演女優の奈緒さんはインティマシー・コーディネーターの導入を要望しました。
インティマシー・コーディネーターとは、性的な描写を撮影する際にコーディネータとして現場に立ち会い、出演者と制作陣の間に入って、安心して作品づくりに取り組めるようコーディネートする仕事。まさに、このような作品に必要とされる存在
しかしながら、三木監督は主演女優の要望にも関わらずインティマシー・コーディネーターの導入を拒否しました。この背景には監督自身の考えや演出方針がありました。
その理由は「“監督と俳優の間に人を入れたくなかった”という理由」だったそうです。
ネット上の批判と反応
インティマシー・コーディネーターの不在により、ネット上では監督の対応が批判され、炎上しました。
批判の声は、俳優の心身のケアが欠如しているという点に集中しています。主なネットの声は以下の通り
・監督が却下するとかとんでもないこと。またそれを平気で表に出してくる危機感のなさにも呆れる
・出演された人たちが気の毒すぎる
・海外では当たり前だし日本でも当たり前になりつつあるのに批判を受けて当然
・プロが介在しないと精神的な病気になる可能性もある。大問題でしょう
・この監督は俳優さんを自分の道具としてしか思っていないように感じる
・たくさんの女優さんに断られたとのことだけど当然。こんな監督と映画をやりたいとは思えないでしょう
・インティマシー・コーディネーターが撮影の間に介入する事が当たり前になって欲しい
「先生の白い嘘」舞台あいさつで監督が謝罪も更に炎上
「先生の白い嘘」舞台あいさつでは異例のことですが監督が謝罪するところから始まりました。
監督が謝罪も更に炎上
公開初日舞台あいさつで、三木監督は不用意な発言について謝罪しましたが、その謝罪の内容がさらなる批判を招きました。
何故なら発言が問題だったわけではなく映画で主演女優が要望したにも関わらず「インティマシー・コーディネーター」を導入しなかったことが本質的な問題だったからです。
「監督は何が問題だったのか今だに分かっていないのでは?」という厳しい追及の声もりありました。
また主演女優の奈緒が撮影に問題があったと言及したのも更なる炎上のきっかけになっています。
主演女優の奈緒は正直に問題があったと言及
また主演女優の奈緒は「現場に対して不十分だと思うこともありました」と最後に言及。やはりこの発言から見ても「インティマシー・コーディネーター」を導入しなかったことは問題だったと思われます。
今や普通にドラマや映画にも導入され始めているのに、性的描写があることでR15指定になっている映画に導入されなかったのはやはり異常と言えるでしょう。
主演女優だけでなく他にも女優、俳優さんはおられます。その人たちも性的な演技、描写があったわけで心に傷が残っていないか心配。
<奈緒の舞台挨拶での言及>
・ここにいる誰も心痛めることなく一緒にいたいと切に願っております
・私は大丈夫です
・作品を見たときに一つの映画として力強い映画になっていると感じた。現場で乗り越えたシーンを思い出して、凄く凄くうれしかった。自分が思っていた以上にうれしかった
・私は原作に惚れ込み出演することを決めました。すれ違いがあったことも事実
・権力に屈することなく対等な関係で監督とも話し合いましたし、自分の言いたいことも伝えました。現場に対して不十分だと思うこともありました。私たちも未熟で、もっとコミュニケーションをとるべきだった
インティマシー・コーディネーターの重要性と今後の課題
インティマシー・コーディネーターの重要性と今後の課題についてまとめます。
インティマシー・コーディネーターとは?
性的描写を含むシーンで、演者の意向を制作サイドと調整する役割を担うインティマシー・コーディネーターの導入が求められています。
世界的にも日本でも導入が進んでおり当たり前になってきていますがやはり一部のドラマ、映画では導入されておらずもっと普通に当たり前に導入されるべきでしょう。
映画業界におけるガイドラインの必要性
今後、このような問題を防ぐために映画業界全体でのガイドライン設置が望まれています。
多くの映画やドラマに導入することはもちろんのこと、少なくとも出演者が求めた時には導入を義務付けることが必要だと思われます。
まとめ:三木監督の炎上理由と今後の映画業界の課題
三木康一郎監督が炎上した理由はインティマシー・コーディネーターの導入拒否にありました。
これは批判されても仕方がないでしょう。監督という地位を利用して出演する女優、俳優に無理を押し付けているわけで許されるはずもありません。
今後の映画業界において、演者の心身のケアを最優先するガイドラインの整備が求められます。
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