ツイッターで「国家賠償請求訴訟」という言葉がでてきたので何かと思ってチェックしたところ、暇空茜が国家賠償請求訴訟で勝訴したとの情報のようでした。
実際には何を問題視して訴訟したのでしょうか?その結果について肯定的に見ている人もいれば否定的に見ている人もいるようです。
暇空茜が勝訴したということなので、おそらくはメディアはほとんど取り上げないことでしょう。行政に対する訴訟についてはいつもはちょっとしたことでも取り上げるメディアですが暇空茜に有利になる話はほとんど取り上げないので今回もおそらくそうかと。
なので良く分からないままに終わりそうなのでこちらでは情報をまとめます。少しずつ下がって確認ください。
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暇空茜の東京都に対する国家賠償請求訴訟の内容について
暇空茜の東京都に対する国家賠償請求訴訟については本人が内容をまとめているので参考にしてください。
5/23 公文書開示請求
6/19 WBPほか5団体をR5若年被害女性等支援事業の対象とする旨を公表
7/24 不開示決定。理由は「団体がまだ決定してないから公表したら都民を不安にさせる」という経緯があったので、これは違法だろ!って訴訟してる」
参考:国家賠償請求訴訟②来年結審予定
暇空茜は小池都知事がのり弁(資料非開示)をやめるという公約だったのに、その公約をなかったかのように非開示を続けたことを批判していました。東京都は公約を実質破棄して都合が悪いことは表に出さない形にしています。
暇空茜は面倒なことは無視してやらない、都合の悪いものは出さないという東京都行政の悪いところを批判してきたわけです(もちろん東京都にも言い分はあるでしょう。表に出しずらい事情もあると思われます)。
そんな状況で今回は更に理不尽な対応をしてきたということで訴訟に踏み切ったようです。さすがに公表した内容について非開示にするというのはあまりにも理解が困難で、東京都は何をしているのだろう?という印象です。公表しているのだから秘密にすることもないだろうし、、、?
暇空茜が東京都に対する国家賠償請求訴訟で勝訴
そして暇空茜が東京都に対する国家賠償請求訴訟で勝訴したとのことです。行政としても言い分はあるのでしょうが裁判所がその言い分に不可を突きつけた形です。
【速報】
国家賠償請求訴訟で東京都相手に勝訴しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!国家賠償請求訴訟③結審しました|暇空茜 @himasoraakane #note https://t.co/mbdU1gsOqr pic.twitter.com/5QXUNc9hz6
— 暇空茜 (@himasoraakane) March 26, 2024
通常は国家賠償請求はほとんど通らないのですが、さすがにここまで行政が杜撰なのは駄目でしょうと裁判所が認めた形になります。
6月に公表したものを、それから1ヶ月以上経った後に非開示決定したというちょっと理解が困難な東京都の対応。さすがに非開示にする理由がさっぱり理解できません。
「申請時には非公表だったから非開示にするね」というのは普通に考えて通らない。それが一般的な感覚だと思われます。裁判官もそう感じたのでしょう。
東京都に限らずいろいろ杜撰な行政の対応が問題視されていますが、この判決が前例になり行政は文書公開についてより慎重になると思われます。今回の判決が出たのは良いことだと言えそうです。訴訟していたのが暇空茜以外であればメディアも大きく取り上げたことでしょう。
暇空茜の国家賠償請求訴訟勝訴に対する反応
暇空茜の国家賠償請求訴訟勝訴に対する反応は大きく分かれています。1つは難しい国家賠償請求を通したことを称賛する意見。そしてもう1つは何を騒いでいるのかと批判的に見る意見です。
暇空茜の国家賠償請求訴訟勝訴を称賛する側
暇空茜の国家賠償請求訴訟を称賛する側の意見は以下の通り。弁護士、政治家や著名人からは行政の情報公開のあり方について批判する声が並んでいます。
これはすごい! https://t.co/nBk8EuSNIM
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) March 26, 2024
勝訴になるとは思っていましたがやはり快挙だと思います。
地方行政が情報公開の流れに逆行しかねない状況に歯止めをかける意味のある判決です。
個人的にはここまで見て見ぬ振りをしてきたメディアが報じるのかどうかに注目です。 https://t.co/vgHXQNeipL
— 浅野文直/川崎市議会議員/宮前区/自民党 (@asano2370) March 26, 2024
暇空茜さんおめでとうございます。正義の実現ですね。 https://t.co/K31ai9yQ51
— 石井孝明(Ishii Takaaki) (@ishiitakaaki) March 26, 2024
暇空茜の国家賠償請求訴訟勝訴を批判する側
暇空茜の国家賠償請求訴訟勝訴を批判する側の意見は以下のtugeggerを参照ください。
おおまかに言えば大きなお金と労力をかけて小さな賠償金をとって何を喜んでいるの?みたいな反応になります。
しかしながらこの意見は訴訟の意味合いを考えていない反応だと個人的には感じます。
今回の裁判は行政の文書開示のあり方を正す目的のものであり金額の問題ではないと思われます。あえて請求する金額をそれほど高くせずに正しいかどうかの判断を求めた形。
金額的、そして労力的に見ればおそらくは損をする形。なので金額がどうのというのはおかしな話だと思われます。そういう意味ではカンパで戦ったのも合理的。
ただ、もともと暇空茜はColaboという若年女性支援団体と争っていたこともありColabo擁護者など敵が多い。他の市民団体も暇空茜をよく思っていない人が多い。
そのため批判的に見る人が多いのだと推測します。
行政の問題を指摘する裁判なのであまり虫眼鏡で見る必要はないと思いますけどね。東京都だけでなくその他の都道府県、そして国など権力者側の杜撰な対応は許さない結果ということで国民から見れば良い内容でしょう。
暇空茜氏vs東京都の国賠事件、基準時をめぐる判断にすぎないという意見があるが、訴えなければそのまま放置され、類似の実務が将来も繰り返される可能性があったわけで、行政処分の違法性を正しく特定し敗訴リスクを負担しつつ救済を求めて成果を出したというのはやはりすごいことだと思うよ。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) March 26, 2024
特に市民活動をしている人から見れば活動がよやりやすくなったのではないでしょうか。訴訟していたのが暇空茜でなければ称賛していたと思います。
まとめ
ツイッターで「国家賠償請求訴訟」という言葉がでてきたので何かと思ってチェックしたところ、暇空茜が国家賠償請求訴訟で勝訴したとの情報でした。
国家賠償請求訴訟で勝訴するというのは難しくそれなりに大きな話ではありますが、この件についておそらくメディアは情報を出さないと思われるのでこちらでまとめみました。
何かおかしな点や追加情報などがあればコメントなどで連絡いただければ幸いです。
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