<ダメだよこれ!>劇的ビフォーアフターのひどい失敗例、最悪匠とその後は?

<ダメだよこれ!>劇的ビフォーアフターの失敗例、最悪匠とその後は?情報番組

劇的ビフォーアフターは何度かレギュラー放送されている人気番組。今でも不定期で放送されています。

家族の問題をリフォームで改善ということで視聴者からの依頼に答える形でリフォームを行います。匠と言われる建築士はデザイン料無料で請け負うそうな。

匠の建築士は宣伝にもなるのでOK、依頼者はデザイン料が抑えられるのでOK、放送するアサヒ放送も番組が作れてOKということでぱっと見る限りは三方良しの番組です。

しかしながら実際にはトラブルも多いそうな。訴訟問題に発展している事例もあるようです。

どのような失敗事例があったのか?見ていきましょう。


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ビフォーアフターで「我が家を台無しにされた」と中野区ラーメン店主、これはひどい失敗か!?

中野区ラーメン店を営む店主はビフォーアフターで「我が家を台無しにされた」と激怒しているそうです(2009年11月に放送された「アキレス腱を切る家」)。

ざっと問題は以下の通り。

  • 築48年の中古住宅で敷地内に高低差があり最大で70cmなので何とかしてほしいと依頼したがそのまま残っていた
  • 2100万円と高額なリフォームなのにやりとりは2回のみ
  • しかも手書きの見取り図だけ(普通は図面を見せると思うが、、、)
  • 更に基礎、耐力壁、断熱、防火など、あらゆる箇所で瑕疵があると第三者調査結果が

ぱっと見た感じで匠に問題があったと言わざる得ないかと。となると匠を選定したテレビ朝日の問題とも言えます。

そして現実には裁判となりましたがテレビ朝日は譲らず。

テレビ局側に全面的に問題あるように見えますが、、、裁判の結果を見ないと何とも言えないですね。

文春で、この番組に応募し、多額の費用をかけて匠・滝澤俊之氏にリフォームしてもらったが、「我が家を台無しにされた」と中野区でラーメン店を営む中薗尚秋氏が実名告白したのである。

彼は築48年の中古住宅を10年前に購入したが、敷地に高低差があり、一番大きいのは70㎝もあった。階段を作って上り下りしていたが、踏み板が狭く、妻が転んでアキレス腱を切ったこともあり、改造に踏み切ったのだそうだ。

見積もりは2100万円。リフォームにしてはかなりの高額である。しかも見せられたのは手書きの見取り図だけで、滝澤氏と中薗氏が完成までに会ったのはたった2回。

できた家に入って中薗氏はビックリ仰天する。70㎝の段差はそのまま残り、外壁の色が違い、二階の部屋は狭く暗くなるし、1階は以前より寒くなってしまったというのだ。

そこで局側と話し合い、第三者に調査を依頼すると、「リフォーム以前の建物より、品質が悪くなっているという点。基礎、耐力壁、断熱、防火など、あらゆる箇所で瑕疵が見受けられます」(日本建築検査研究所岩山健一氏)
引用元:「劇的ビフォーアフター」住めなくなった我が家!週刊文春で実名告白(2010年10月28日j-castテレビウォッチ)

 

裁判とその後

裁判結果もしくは和解などの情報は確認できていません。

ちなみに記事では「ある匠は「私の所にはホームページを見て『匠、やりませんか?』と電話してきた。」と伝えており匠の選定もかなりいい加減であることが発覚しているようです(いつもではないかもしれませんが、、、)。

あと朝日放送は凄いですね。裁判にもなり週刊文春にも掲載されているのに成功事例としてサイトに残しています。これもちょっと違和感があるところ。

ともかく、どのような裁判結果が出たのか?それとも和解が進んでいるのか?気になるところなので何か情報があれば追記していきます。

 

ビフォーアフターでリフォーム費用を巡る追加公費裁判に

2014年7月に放送された岐阜市の住宅リフォーム「孫がハイハイできない家」において、同住宅のリフォームを手掛けた愛知県東海市の企業が、朝日放送と番組製作会社に対し追加発生した公費2900万円の支払いを求める裁判を起こしたそうです。

住宅のリフォーム工事を取り上げる人気テレビ番組で、施工者が制作会社や設計者などを相手取り、追加工事費の支払いを求めて提訴した。被告側は「追加工事費の根拠が不明確だ」と反論。真っ向から対立している。
住宅のリフォーム工事を取り上げるテレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」(朝日放送)が、工事費の未払いをめぐる紛争で揺れている。
引用元:「ビフォーアフター」で紛争、施工者が「匠」ら提訴(2016年10月20日日本経済新聞)

専門家でもこの問題については匠に問題があるのでは?と疑問を投げかけています。

となるとテレビ朝日が対応すべき問題とは思いますが、、、。

また、これだけの予算をオーバーする様な設計をする匠は、プロの建築家とは到底言えません。
街のリフォーム会社がこんな設計をしたら、一度で倒産してしまいそうです。
この匠は、新築工事の実績は豊富でも、リフォームの経験はほとんどなかったのかもしれません。
「ビフォーアフター」で建設会社が提訴した事について(匠住宅診断サービス)

しかし「匠」も予算が倍以上になるなんて 設計士としての技量がどうなのか?と問いたくなる気がします

予算管理も当然設計業務に入るのですから リフォームはどこまでやるかによって予算がかなり違うのは 私たち業者なら誰でも分かることです
引用元:ビフォーアフターの悲劇(平成建築一級事務所)

 

裁判その後など

こちらも裁判結果などの情報は確認できていません。

まずは追加費用がかかるということで協議を行うべきだったと思うのですがなぜそのまま施行したのか?という疑問はあります。

どのような話の元にリフォームを継続してしまったのか?その辺りが争点にの1つになりそう。

和解が進んでいるのか?それともまだ争っているのか?何か情報が出てきたら追記します。

 

無資格者による電気工事の問題

2016年2月7日に放送された番組内「もったいない家~後編~」で本来、電気工事士でなければできないケーブル配線のステップル固定する電気工事を無資格者が行うシーンが放映されたそうです。

ビフォーアフターではスタッフが手伝ったりすることも多いのでその関係かもしれませんね。

これについて経済産業省が朝日放送と監督した電気工事士に対して厳重注意を行ったとのことです。

電気工事士法違反の電気工事のテレビ放映について(経済産業省)

確かに危険な工事を素人がやるのは問題なのですが、それをテレビで放送するとなると不祥事とも言えるでしょう。

 

その他、ビフォーアフターの失敗事例など

以下、失敗と見るかどうか?主観でどうぞ。

・ブランコは、、、子供は喜ぶかも
・ベッドサイドに書斎コーナー?
・極小住宅に大きな円形ソファ
・外から見えるお風呂?ガラス張りの家(空き家になっていたという噂も)

 

ビフォーアフターの問題

ビフォーアフターでは匠のデザイン料金は無料になりますが建築費用は無料になりません。

匠は建築費用を家主の希望通りに収めようとしますがさすがに金額的に無理があることが多いと思われます。

専門家などもこの費用ではあり得ないと伝えているところが多い(検索すると、ホームページなどで書いているところが多く見られます)。

建築会社はテレビに出て宣伝できるということで多少の赤字は飲んでいるものと思われます。三方よしとはいかず、やはり負担を強いている。

どうしても無理な設計、そして無理な施行が出てきてしまう可能性があります。そしてどうしても許容できない事例が裁判となって出てきているのでしょう。

少なくとも2件の裁判までになっている事例もあり、他にも泣き寝入りしているケースもあるでしょう。

後から追加でリフォームしているケースもあると聞きます。

一番肝心なのは安心な家に住むことですがそれがおざなりになっている事例については大問題と言えます。そう考えると番組の継続自体やり方を考えるべきなのかもしれません。

 

まとめ

劇的ビフォーアフターの失敗例についてまとめました。

2件ありますがどちらとも匠に問題がありそうです。

となると、その匠を選定したテレビ朝日に問題があると言わざる得ないようにも感じます。ただし裁判結果は確認できていないので一概にテレビ朝日が悪いと断言はできないので注意。

ニュース記事によるとホームページを見て良さそうな匠を探しているという情報もあり、その辺りにも問題があるのかもしれません。

またこれらの問題があったことでレギュラー放送ではなくなり不定期放送になったのだと思われます。

レギュラー放送にしてスケジュールを切ってしまうと失敗が多くなりそう。レギュラー放送でやるべき内容ではないように感じます。面白い番組だけにじっくりと取り組んで欲しいと感じます。


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