コウノドリ、出生前診断とダウン症を考える

コウノドリ、出生前診断とダウン症を考える

コウノドリ2、10話最終回は重いテーマでした。

出生前診断とお腹の中にいる赤ちゃんのダウン症の問題。

医療が進歩し、出生前診断することによってお腹の赤ちゃんの様子がある程度分かるようになりました。

本来は喜ぶべきかもしれませんが、逆に苦悩する夫婦が増えているのも事実です。

どのように向き合っていけばいいのか、、、。


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出生前診断について

出生前診断(しゅっしょうまえしんだん)とは胎児の診断を目的として妊娠中に実施する一群の検査のことになります。

狭義には胎児の出生前遺伝子検査のことを指します。

遺伝子検査で異常が見つかることにより高い確率でダウン症であるかどうかの判別ができます。

 

21トリソミー

ダウン 症候群の症例の約95%は21トリソミーが原因と言われています。

21トリソミーというのは21番染色体が3本ある状態。

出生前診断でこの診断が出た場合、ダウン症であると考えられるわけです。

 

出生前診断でダウン症と分かったら、、、

出生前診断でダウン症と診断されると、9割の妊婦が中絶を診断すると言われています。

何とも寂しい選択ですが、責めることはできないでしょう。

ダウン症の子供を育てることの大変さはかなりのもの。

普通に子供を育てるのも大変なのにダウン症だと分かったら尻込みするのも当然のことでしょう。

特に経済的に余裕がない夫婦にダウン症の子供が生まれたら、、、。

どれだけ大変でしょうか。

 

出生前診断についての賛否

それでもやはり生まれていくる命に対して選別をしてもいいのか?という疑問はあります。

それは医療現場でも同じ。

倫理的問題。

でもダウン症の子供を育てる夫婦のことを考えたら絶対に間違っているとも言い切れません。

 

コウノドリ、出生前診断での判断

コウノドリでも出生前診断でダウン症と診断された2組のカップルの話がでてきました。

コウノドリ2、10話あらすじ感想、見逃し配信動画など

そのどちらも最初は産むことができないという選択をします。

その選択は妥当なところなのでしょう。現実にも9割の人が産まない選択をします。

でも、ドラマに出てくる妊婦さんはずっと悩みます(一方の夫は堕ろすしか無いという感じ)。

なかなか赤ちゃんに恵まれず妊活までしてようやく授かった命なのに、、、。

自ら堕ろしていいものなのか?どうしても考えてしまいます。

お腹の中で動いているのを実感すると更にその想いは深まるようです。

そして、、、最終的に産む判断をするカップルも。

産む選択が間違っているのか?正しいのか?

それは医療現場の人間でも分からない。

当然のことながら、どちらを勧めるのがいいのかも分からない。

どちらを選択したにしても後悔もあれば喜びもある。

でも選択しなければいけない。

選択することが新たなスタートなのです。

出生前診断について正しいかどうかという判断を医療現場の人間に任せてはいけないでしょう。やはり私達全員で考えるべき問題だと思います。

 

コウノドリ、出生前診断とダウン症まとめ

コウノドリ、10話は凄く難しい問題、出生前診断とダウン症のお話でした。

医学が進歩し出生前診断で赤ちゃんの様子がある程度分かるようになったのはいいのですが、逆に生まれてくる赤ちゃんを選別してもいいのか?という倫理的問題もあります。

人によっては出生前診断をしないという選択肢も考えているらしい。やはりどんな状態でも産みたいと思っているということなのでしょう。もちろんそれも1つの考えです。

どちらが正しいとか簡単には結論が出せない問題。

でも、しっかりと向き合うべき問題だと思います。

こういった問題に向き合わせてくれたコウノドリというドラマには感謝すべきなのだと思います。


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