日大と関学のアメフトの試合で大変なことがおきました。それは2018年5月6日の試合です。

なんと日大の選手が関学のQBに危険なラフプレイ(反則タックル)をしたのです。動画を見れば分かりますが明らかに故意のラフプレー。そして非常に危険なプレーでした。長年アメフトを見ている人でも「あれほどひどい反則はみたことがない」というレベルの危険なタックル。もはやスポーツではなくて暴力となっていました。

アメフトは危険なスポーツ。ルールに基いてやらないと大怪我に繋がります。でも何故、そのようなラフプレーが行われたのでしょうか?

その理由についてまとめていきます。


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日大選手のラフプレー(反則)の動画

日大選手のラフプレー(反則)は3回もあります。その3回の動画は以下で確認ください。

問題のプレーは4分00秒、5分48秒、7分30秒からで確認できます。

細かいチェック内容については別途まとめているのでそちらで確認ください。キャプチャ画像も交えてまとめています。

アメフト日大の反則動画(ユーチューブ)

このような危険なタックルを受けると選手生命どころか日常生活にも後遺症が出るかもしれません。とんでもない反則。

長年アメフトを見てきたという人も「これほどひどいラフプレー(反則)は見たことがない」というレベルでの反則です。プロでもないレベルのひどい危険な反則。それが学生リーグで行われたというのは大問題です。

プロならば多少は危険があっても仕方がない部分もあるかもしれませんが学生の試合でそのようなラフプレーは許されるはずもありません。

 

アメフト日大選手がラフプレーを犯した理由は?

この日大選手がラフプレーを犯した理由は明らかにされていません。しかしながら監督の指示があったのでは?とも噂されています。その理由などについてまとめていきます。

 

日大の内田正人監督のコメント

そのラフプレーに対して日大の内田正人監督からとんでもないコメントがでました。それがこちらです。

「力がないから、厳しくプレシャーをかけている。待ちでなく、攻めて戦わないと。選手も必死。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と独自の持論を展開した。

参考:関学大・鳥内監督「話にならん」日大に雪辱も不満(日刊スポーツ2018年5月6日)

ちょっと待って欲しい。一生懸命になるならば危険な反則も仕方がないということ?

それを監督が容認したら選手は止まりません。同じような反則をする可能性がある。そうなったらスポーツではなくて単なる暴力です。どう考えても監督の発言としてあり得ない。

この監督の発言の真意は何なのでしょう?

選手をかばうためにとっさに自分の責任にしようと思ってでてきた言葉なのでしょうか?

 

それでも学生を預かる監督としては暴力もどきのラフプレーを容認するというのはちょっとあり得ないでしょう。本来ならば関学の選手に対して平謝りしても許されないレベルの反則です。

もしかして監督が指示していたのでは?ラフプレーの理由は監督なのか?そういった話が少しずつ出てきました。

トップチームの選手もその点を危惧した発言をされています。

 

連盟の処分は甘い?

ラフプレーがあったことで炎上し、更に監督のコメントがひどかったことでネットは大炎上。

当初は処分するつもりはないと言っていた関東学生アメリカンフットボール連盟がようやく動きました。監督に対しては厳重注意、そして選手に対しては処分が決まるまでは対外試合禁止を言い渡します。

ようやくという感じですが「その処分でも甘い」という声も多いようです。

特に「監督の指示があったのでは?」ということで監督の責任が一番重大なのに厳重注意で終わらせてはいけないとする声が多くなっています。

また、もともと処分するつもりがなかった関東学生アメリカンフットボール連盟に対しても批判の声が集まっています。日大は学生リーグでトップチーム。やはり配慮があったのかもしれません。もしかしたら連盟にも多くの日大OBがいるのかも。それで処分が遅れたり甘い処分になった可能性もあります。

 

関学が動く

その後、あまりにも甘い処分に業を煮やしたのかのかどうかは分かりませんが関学が単独で動きます。日大に謝罪と原因追求(内田監督のコメントの真意も含めて)を求める抗議文書を日大に送ります。そして記者会見を行いました。

これは当然のことでしょう。動きの遅い関東学生アメリカンフットボール連盟には任せておけません。

 

その後、内田正人監督は雲隠れ

その後、内田正人監督のコメントが期待されましたがなんと出てきませんでした。しかも次の試合からは監督としては試合に出ずどこかに雲隠れしているらしい。

これではさすがに「監督がラフプレーの黒幕では?」と言われても仕方がないところです。堂々と出てきて欲しいところ。

 

選手を責める声も

そしてネットでは監督も含めてラフプレーを犯した選手には厳しい声が多くなっています。でも選手に対しては処分が出るでしょうしあまり責めないで欲しいところです。

もし監督の指示があったのであれば選手としては断りにくい。家族や親戚などから背負っている期待もあるでしょうしもしかしたら奨学金なども受けているかもしれない。監督の指示を断ることによって大変なことになるというのは本人にとって耐え難いことだったかもしれません。

監督が出てきて説明をするまでは選手本人を責めるのはあまりしないで欲しいかなと個人的には思います。とは言え、ネットなども見ているでしょうし本人はメンタル的に続けるのは困難かもしれません。

ともかく日大や日大の内田正人監督の言葉を待ちたいところです。

 

やはりラフプレーの理由は監督の指示か(追記)

その後、プロチームの方からも組織的な指示である可能性が高いといった発言が出てきています。また関係者から監督の指示があったとする証言も(関係者ということで本当かどうかは分かりません)。

(参考:日大アメフト監督、内田氏の指示か?

 

元アメフト選手の近藤祐司さんによると

元アメフト選手の近藤祐司さんは以下のように証言しています。ルールを知っている選手が3回も連続で反則をおかすとは考えられず、おそらくは指示があったとの見方。

「シリーズ開始から3プレー連続で、同じ選手が15ヤード罰退となる悪質なパーソナルファールを犯すことなど普通は考えられません。 チームから、何らかの指示があったと考えるのは、アメフト経験者ならば、普通だと思います」

引用元:アメフト「危険タックル」はチームの指示か 日大は否定も現役選手は「違和感」(J-CASTニュース2018年5月14日)

 

「Xリーグ」で活躍している前田眞郷選手によると

「Xリーグ」で活躍している前田眞郷選手によると真相はまだ分からないとした上で以下のように指示があった可能性が高いと見ているようです。

「1プレーヤーの見解としては、選手はルールを理解して、その範囲を守ってプレーをしています。ですので、あのレベルの反則を、選手が個人の判断でやることは100%ありえないと思えます」

引用元:アメフト「危険タックル」はチームの指示か 日大は否定も現役選手は「違和感」(J-CASTニュース2018年5月14日)

 

やはりラフプレーの理由は監督の指示か?

TBSのニュースによると日大の関係者が監督の指示でやったものであると証言しています(ただしテレビや新聞は関係者という表現でごまかすことも多い。誤報であっても逃げることも多いので注意が必要)。

「今回のプレーは、監督からの指示でやってしまったものだ」(日大関係者)

そして「責任は俺がとる」と日大の監督が述べていたらしい。

引用元:「監督の指示」日大関係者が証言、アメフト悪質反則で大けが(TBS2018年5月14日)

 

加害者側の選手のケアも必要では?

ネットでは選手に対する非難の声も多いのですが監督の指示となると選手を責めるのはかわいそうだと思います。やはり学生スポーツで監督の指示は絶対的なものでしょう。

更に将来的にプロになりたいと考えている選手ならば監督の指示に逆らったらどうなるかと考えて指示の通りに動いてしまった可能性もあります。もしかしたら奨学金などでなんとか頑張っていたのかもしれずそういったものを止められたらとか、周りの期待なども考えてやむなく監督の指示に従った可能性もあるかと思います。

もちろん許されない行為ではありますが、監督の指示だったということであれば加害者側の選手のケアもして欲しいと個人的には思います。

先の前田眞郷選手も監督からの指示があった可能性を示唆した上で以下のように選手のサポートが必要と述べておられます。

「怪我をした選手が一刻も早く回復する事をお祈りし、また、当該選手がこの1件について、反省すべき点は反省した上で、必要以上に自分を苦しめすぎない様な周りのサポートが重要だと思います」

引用元:アメフト「危険タックル」はチームの指示か 日大は否定も現役選手は「違和感」(J-CASTニュース2018年5月14日)

 

ラフプレーの理由は過去の対戦の報復?

今回のラフプレーの理由は過去の対戦の報復という見方があるようです。ただし過去の試合においてQBがマークされたのは当然のことで、悪質な反則行為によるマークではないでしょう。今回のラフプレーは言うなれば逆恨みということです。

内田監督は永久追放も 大学アメフトの強豪同士による一戦で起こった今回の騒動は、日大による報復ともっぱらだ。日大が27年ぶり21回目の頂点に立った大学日本一を決める昨年の甲子園ボウルでのこと。1年生QBの林が第3クオーターに相手の執拗なマークに遭い脳振とうで戦列を離れた。数分後に戻ったが、プレーに精彩を欠いた。アメフトでは、特に司令塔であるQBが潰された場合、相手のQBに倍返しする「慣例」があり「日大側は去年の甲子園ボウルの報復をしたのではないか」

日大アメフト“殺人タックル”の波紋(日刊ゲンダイ2018年5月15日)

正々堂々とマークすれば別に問題ありませんが悪質なラフプレーは大問題です。

 

気になるツイートなど(内田監督関連)

なお、ツイッターの書き込みなので真意は不明ですが内田監督にはかなり問題があると書かれています。そして監督の指示があった可能性が高いとしています。その辺りの情報も以下にまとめたのでチェックしてください。

 

監督の暴力行為や退部者の噂

また昨年はたくさんの退部者が出ていたということで内田監督の指導や指示に耐えられない人たちが辞めていったのかもしれません。となると監督の問題が大きい。

ツイートの内容が正しいかどうかは分かりませんがそれ以外の状況から見ても監督やコーチ関連をしっかりと調査すべきでしょう。

 

監督が選手を脅していた?

また、これも真実かどうかは分かりませんが選手の出場と引き換えに相手に危険なタックルを強要させたという噂もあるようです。どうしても出場したいと思っていた選手としてはなかばやけくそであのようなプレイになったのかもしれません。

推薦で奨学金などをもらってなんとか続けていたのであれば監督の指示は絶対的でしょう。どうしても断れない可能性もあります。

だとしたら加害者側の選手もかわいそうだと思います。

ただしこれはあくまでも噂レベルと考えてください。さすがにひどすぎて現実だとは思いたくないです。

 

日大で内田監督の暴力、パワハラがあった?

先のツイートを裏付けるような記事もありました。日大で内田監督の暴力やパワハラがあったようです。これが本当であれば、監督や指導者に問題があっても放置していた日大という大学にも問題があるように感じます。退部した生徒とかがかわいそう。

今回の問題について関係者を取材すると悪質な行為を3度も行った当事者の個人的な責任はもとより、日大のチーム体質を問題にする声を多く聞いた。チームの指導者による“暴力”“パワハラ”がまかりとおり、選手は言われたことを遂行しなければ試合にも出られないというチーム体質があるようだ。数年前には、あまりの惨状に耐えかねた選手が大量退部するという事件まであったという。

過去にNFLでも。日大アメフット悪質タックル問題への処分はどうすべきか?(THE PAGE2018年5月15日)

 

日大の不誠実な回答

関大が日大に謝罪と原因追求(内田監督のコメントの真意も含めて)を求める抗議文書を日大に提出。回答期限を5月16日としていましたが5月15日に回答がありました。

それによると監督の指示ではないとのこと。「指導方針はルールに基づいた『厳しさ』を求めるものであり、指導と選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きた」と説明しています。

うーん。ある程度予想はできていましたが責任回避のみを考えた内容で全く誠意が見られません。反則に至った経緯や関学が求めた監督の試合後のコメントの真意などはなくほぼゼロ回答で全く意味のない回答でした。

なお、日大は関係者全員に対する聞き取りと再発防止などをまおとめて5月24日までに再度の回答をするとのことです。

また、近日中に内田監督を含めて関学に謝罪に訪れたいとしています。

参考:アメフット日大アメフット発表のコメント全文(毎日新聞2018年5月17日)

すなわち日大の回答は中身がありません。そのまま時間で解決しようとずるずると引き伸ばし作戦に出ているように感じ。

監督は逃げ回り、更にはようやく出てきた回答もゼロ回答ということで、ほんと日大はどうにもならないと感じます。一番の問題はやはり内田正人監督。しっかりとした責任を取らないと誰も納得しないと思います。

また、学生への取材では「何も答えられない」という部員がほとんどです。すなわち大学から箝口令が出されているのでしょう。回答を遅らせて時間をかせいでその間に情報が出ないように箝口令を出していると言われても仕方がない状況。。ほんとにどうしようもないと感じます。

当然のことながら、この回答に関学側とは納得できない回答。監督の指示ではないとしているけど、どのような言葉で指示をだしたのか?また、選手がその指示をどのように受け止めたのか?など肝心な部分は全く明らかにされていません。

関学は更に詳細を求めると発表しています。

特に疑問なのは、なぜ今までルールの範囲内でプレーしていた選手が、突然このような意図的で危険かつ悪質な行為に及んだのかという点。どのような指示、指導があり、本人がどのように理解してこのような行為に至ったのか。真摯(しんし)な調査に基づいた具体的な説明をいただきたい。それがないと予防策は成り立たないと考える。

日大の指導者はルールに基づいた厳しさを求めていたと(回答書に)記されているが、(1)極めて悪質な1プレー目が反則とされた時点で交代を指示し、厳しく注意、指導しなかった(2)2回目の反則行為の時点でも1回目と同様だった(3)3回目の反則行為により、当該選手が退場となっても注意、指導する様子がうかがえない(4)試合後に監督が「あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」とのコメントが報道された―を勘案すると、ルールを逸脱した行為を監督、コーチが容認していたとの疑念を抱かざるを得ない。

日大の指導者が反則行為を指示したと思われる報道も相次いでいる。この点についても、改めて事実確認を行い説明するようお願いする。

今回の回答書は当部の抱える疑問、疑念は解消できておらず、求めている誠意ある回答とは判断しかねる。

引用:直接の謝罪と具体的説明を=関学大アメフット部の見解(時事通信2018年5月17日)

この関学側のコメントは当然でしょう。全く回答の無い日大はあまりにもひどすぎ。

そして、ここまでの経緯で本来は関東アメフト学生連盟がやるべき仕事をすべて関学側がしている印象です。関東アメフト学生連盟の存在意義の無さも問題でしょう。

 

日大、内田正人監督が辞任で決着?

日大が何ら対応しないこともあり問題がどんどん大きくなっていきました。そして内田正人監督が記者会見で辞任を表明。これで日大としては収めたかったところでしょうが更に問題が大きくなりそうです。

 

指示内容を語らず

どのような指示を与えたのか、一番肝心な部分を語らないことで

でも、日大の内田正人氏が自分がどのような指示を出したのかを言わなかったことで誠意を感じられず、更に問題が大きくなろうとしています。

やはり根本的な問題はどのような指示を出して選手がそれをどのように受け止めて今回の暴挙に出てしまったのか?その部分が一番大切。それを答えずして「辞任する」というだけでは誰も納得しないことでしょう。

問題が起きてすぐの辞任ならばそのまま沈静化したかもしれませんが遅すぎました。

 

関西学院大学の名前間違い

更に記者会見で関西学院大学(かんせいがくいん)の名前を「かんさいがくいんだいがく」と言っていたことも問題視されています。

謝罪を受ける側としては自分の大学の名前を間違われている時点で侮辱的と感じる可能性があり真摯に謝罪をしているとは思えないことでしょう。

それにしても内田正人氏は大学のナンバーツーと言われており、日大のアメフトのライバルだった関西学院大学の名前を知らなかったというのは立場的に何とも恥ずかしいところです。

 

被害選手の親が警察に被害届を提出

被害選手の親は今回の件について憤りを感じていてはいたものの、きちんと謝罪すれば収めるつもりだったようです。

しかしながら日大の内田正人監督が自分がどのような指示を出したのかさえも言わなかったことで不信感が爆発。とうとう、5月21日に警察に被害届を提出するに至っています。

それを警察が受理したことで今後は捜査が進められると思われます。

 

宮川選手の謝罪会見で監督やコーチから指示があったことが明確に

その後、2018年5月22日に宮川選手本人の謝罪会見がありました。その場で監督やコーチから指示があったと明確に話しています。

かなり具体的なところまで話していたので監督やコーチから指示があったのは間違いのないところだと思います。謝罪動画などは別途まとめているのでそちらで確認ください。

日大、アメフト宮川選手の謝罪動画

個人的には宮川選手がかわいそうだと感じました。日大も辞めざるえないかも。監督やコーチに人生を狂わされてしまったと思います。

 

まとめ

  • 2018年5月6日の日大と関学との試合でとんでもないラフプレーが
  • あまりにもひどい反則だとネットは炎上
  • 更に日大の内田監督がその反則を容認するようなコメントをして更に大炎上
  • 監督が容認するようなコメントをしたことで監督の指示がラフプレーの理由ではと噂される
  • ネットが炎上したことでようやく関東学生アメリカンフットボール連盟が処分
  • 更に関学も独自で動き日大に謝罪と原因(監督のコメントの真意を含め)などを要求
  • 日大の内田正人監督が雲隠れしていることからも監督の指示がラフプレーの理由では?と更に言われるように
  • 日大関係者からの証言では監督の指示があったらしい
  • 日大の関学への5月15日の回答はほぼゼロ回答。詳細もなく誠意ある対応とは思えない状況。
  • 関学側は5月24日期限で詳細の回答を求める
  • 被害選手の親が被害届を提出。警察は受理。
  • 5月22日に加害者側の選手が記者会見

2018年5月6日の日大と関学の試合でとんでもないラフプレー(反則)がくり返されました。あまりにもひどいプレーでスポーツではなくて暴力。さすがにひどいということでネットが炎上したこともあってようやく少しずつ前に動きそうですが監督が雲隠れ。かなり怪しいと言わざる得ないでしょう。

現状、日大のアメフト部が解散されないと駄目では?という声まで上がっています。個人的にはそこまでする必要はないと思いますが、ラフプレーの理由が監督にあるならば監督の解任と1年ぐらいの対外試合禁止ぐらいは必要かなとも思います。今後の推移を見守りたいと思います。


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